E.T.に聞くモテ理論

宇宙史上最もモテてる宇宙人直伝モテレシピ

王将ラブジェネレーション PART.2 (耳をすませば焼き上がりが分かる編)

ラブの香りが全くしない場所・王将だからこそ、そこで生まれたラブは本気の恋なのではないか?

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ということで、今日も王将くんと襟子の妄想記始まります。

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ガラガラッ!引き戸が開くと、そこには王将が立っていた。

王「あのさ、三成いるかな。」

店員1「王将じゃん。何?」

王「三成って、ここよく来るだろ。」

店員1「三成? ああいるよ。そこで炒飯食ってる。」

店員1「オーイ、三成。面会だぞ。オトコの。」

   「ほら、あそこだよ。」

襟「王将君。」餃子を頬張りながら店の入り口付近を見たら王将が立っていた。

王「三成、ちょっといいかな。」

襟「はっ、はい。」

店員連中「わーい、三成に男がいたぞーっ。」

店員連中「オトコ! オトコ!」

襟「違う! そんなんじゃないわよ!」

襟「何、いったい?」

王「行けるようになったんだ。中国へ。」

襟「えっ…」店員連中の目線が気になった。

襟「あっち行こ。」

王「どこへ行くんだよ。」

襟「屋上!」そういって、襟子は足早に屋上に向かう。

屋上に到着したが、生憎の土砂降りだった。

襟「あーっ。」

王「すげえなあ…」

襟「だって… あんなに、たくさん人がいる所で、呼び出すんだもん…」

王「悪い、いちばん先に、襟子に教えたかったんだ。」

襟「誤解されるぐらいかまわないけど…」

王「おやじが、やっと折れたんだよ。ただし条件つきだけどね。」

襟「えっ、なあに?」

王「じいちゃんの友達が紹介してくれた店で、2ヶ月見習いをやるんだよ。」

襟「見習い?」

王「その親方はとっても厳しい人なんで、見込みがあるかどうか、見てくれるって。」

 「それに俺自身がガマンできるかどうかも、分かるだろうってさ。」

 「だめだったら、おとなしく進学しろっていうんだ。」

 「俺、そういうの好きじゃないよ。逃げ道、作っとくみたいで。」

 「でもチャンスだから行ってくる。」

襟「いつ? いつ行くの?」

王「パスポートが取れしだい。」

 「学校とは今日、おやじと話をつけるんだ。」

襟「じゃあ、すぐなんだ…」

 「よかったね。夢がかなって。」

王「ああ。とにかく一生懸命にやってみる。」

襟「あの…」

王「お。雨あがるぞ。」

襟「ほんとだ。」

襟「わあ、あそこ見て! 虹が出るかもしれない。」

王「うん。」

襟「四川って、どんな町かな。ステキな町だといいね。」

王「うん。古い町だって。」

王「麻婆豆腐の職人が、たくさん住んでるんだ。」

襟「すごいなあ。ぐんぐん夢に向かって進んでいって。」

 「私なんか、バカみたい。」

襟「王将くんと同じ高校へ行けたら、いいなあなんて。ハハハ…」

 「てんでレベル低くて、やんなっちゃうね。」

店員連中「シーッ。いる、いる。」

2人の会話を盗み聞こうと店員連中が身を潜めていた。

店員連中「いたぞ。」

王「俺、ぎょうざ倶楽部カードでずーっと前から、襟子に気がついてたんだ。」

 「渋谷店前で何度もすれ違ったの、知らないだろう。」

 「となりの席に座ったこともあるんだぞ!」恥ずかしそうに顔を赤らめる王将。

襟「ええーっ!」

王「俺、お前より先に、ぎょうざ倶楽部のプレミアムカードにするため、ずいぶん餃子、食べたんだからな。」

王「俺… 中国へ行ったら、お前のあの歌、歌ってがんばるからな。」

襟「私も…」

以上

一見草食っぽいのに、ちゃんと肉食っぽさも出してくる耳をすませばの聖司くんをモデルとした王将くん。

いかがでしたか?

餃子をいっぱい食べちゃう聖司くんとか麻婆豆腐職人目指すとか、すっごい嫌ですけど、一生懸命さは伝わってくるのでキュンキュン。

す、、するよな…?

というわけで、今日もジュワっとジューシーに。モテモテ男子OR女子目指してこ!